本を楽しむ朝・・

スポンサーリンク

雨天予報は夜型のままなのか、相変わらず昼間は薄曇り
時々青空も見られ、暖かく穏やかな週末です。

来週はまた寒気が戻るらしいので油断できませんが、一息
春の気配が感じられます。

8:18

今週は朝の読書とスイミングに集中して、結構疲れたのか
夜はいつもより早く眠ってしまいましたが、朝の読書が進み
続けて本の紹介!

篠田節子著の「はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか」

これは短編4つの話からなっている本で「レアメタル関連、
遺跡から掘り出された寄生虫被害、地方の研究所で作られた
ロボットの話、北米で行われた地下トンネル採掘で作られた
隔離された田舎町の話と、過去の暮らしが微妙に交差しながら
現代社会の暮らしを考える、社会派小説と言っても良さそう。

篠田節子氏の小説ファンでもあり、図書館で探しては
順繰り呼んでいるのですが、ほぼ読破した中で
「これはまだ読んでいなかった」と見つけた本でしたが
彼女の本は鉱物関係や宗教等幅広いジャンルを実に
沢山の取材を続けて書き続けていて、そうなんだ!と
意外な事を知るきっかけとなる、楽しみな小説です。

今回も短編でありながら、それぞれ意外な知識が散り撒かれ
ついつい読むスピードもアップする中、全く違う内容の
次の話に移っても、また一気に引き込まれてしまいます。

本の順番で行くと「深海のEEL」
見たこともない大ウナギが釣れた事から始まる、異常な発見
結局ウナギがレアメタルを含んだ餌を食べてレアメタルウナギ
になっていたと言う話ですが、企業が絡むレアメタル争奪戦を
裏に絡めた近未来的なストーリー

「豚と人骨」はマンション建て替えで現れた縄文遺跡の発掘から
10代女性の骨ばかりが出現するその理由に、過去にあった
寄生虫による大量死が暴かれていくという話。

そして表題の「はぐれ猿は熱帯雨林を夢見るか」は
サルそのものではなく、過疎地に立つ研究所で作られた
サル型ロボットを通して、ITとロボットの違いを説明
ロボットは人工知能を持ち、独自の学習をする事から
サルのボノボの生体を教え込んだロボットが、その特徴を
持ったロボットして進化するさまを垣間見るというもの

もしそのロボットがサルの容貌をしていたら、可愛いかも
知れないものが、ただのラジコン型だったことから起こす
不気味な世界観を、結末を知る前には不気味さを醸し出す話。

そしてラストの「エデン」は
北米のほぼ氷に閉ざされる僻地に作られた65年計画の町で
文明から閉ざされ、家族だけが頼りの暮らしの中で
地下トンネルを掘り続ける任務に就いた人間と近代文明を
どこか客観的に見比べた物語・・・

それぞれに現代が抱える問題点を裏に抱えながら
何処か不気味さと可笑しさを指摘する不思議なおはなし!

今回もまた知らない世界を垣間見た感じですが
なぜか開高健著の「パニック」を思い出しました・・


シンプルライフランキング

備忘録・雑記ランキング
にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村  
   

コメント

タイトルとURLをコピーしました