図書館での、偶然の出合いを楽しんで・・

 

昨日からの荒天は、少し弱まりながらも継続中!

とは言え、里では霙止まりで積雪にはならずに済んでいます。

 

それでも奥只見では雪になっているようですから、

スキー場オープンを待っている方はもう少しですね・・・

 

冬の外出は吹雪でない限り問題ないので、この強風も雪でなくて

助かっています。

 

来週は外泊予定があるので、昨日は図書館に本の返却に寄ったのですが

気になる本があったので、やっぱり借りてきました。

 

合併により魚沼市になった恩恵の一つが、近隣町との繋がりで

市営図書館も他の図書館とネットで検索できるために、

今まで以上に本との出会いが増したこと。

 

その代り気になった本はその場で借りておかないと、次には無い

という事もしばしばで、より一層偶然の出会いを大事にしています。

 

前回は、広岡浅子さん関係の本が読みたく尋ねると

「九転十起、広岡浅子の生涯」が順番待ちできるという事なので

お願いし、更に間もなくTVの「朝が来た・上」も入ると言うので

予約すると二日後には連絡があり借りてきました。

こちらはTVの内容に沿ったものなのですが、TVは流し見なので

一気に読み上げ、次の方の為に早々返却してきました。

 

それ以前に借りていた本は、二日ほど中断して一気に読み上げ

と言うのもこちらの本も、お勧めほんの棚で見つけた

山崎豊子さんの未完の本「約束の海」

本来三部作の予定が一部完成後、病の為亡くなった著者の

最後の作品となるため、迷いなく借りてきましたが

山崎豊子さんの本で随分と戦後日本の様子を知ることが出来たと

今後の著書を楽しみにしていた一人として、一気に読み終えました。

 

以下は興味のある方だけお付合いください。

(出会いの本 「約束の海」 「六千人の命のビザ」)

 

「約束の海」第一部では自衛隊の潜水艦乗りを主役に、潜水艦くろしおと

漁船の追突事故を通して、当時の自衛隊に対する風当たりの強さや

また自衛隊の活動を取材を基に分かり易く伝えてくれます。

 

そして未完の本ならではの事ですが、第二部、第三部の構想も紹介され

一番書きたかったのは「第二次世界大戦で日本人捕虜一号と呼ばれた

モデルとなった人物(武力で戦わない戦争を体験した)を描きたかった

との事ですが、今自衛隊のあり方を巡り、国が大きく方向転換する時に

伝えておきたいことがあったのだろうと感じます。

 

そして昨日は本の返却だけの予定で立ち寄った図書館で目にしたのが

「六千人の命のビザ」杉原幸子著です。

チョット迷いましたが本が薄い事もあり、せっかく出会った本ですので

借りて来ると、やっぱり一気に読み上げる事になりました。

 

いま映画でも話題になっていますし、TVで何回か見ていて

そこそこ知っているつもりでしたが、やはり奥様から見る体験談は

想像以上に厳しくもあり、ビザ発給以後の引き上げまでの苦労も含め

小説以上に波乱万丈の出来事づくめ・・

 

ビザを発給されて逃げ延びたユダヤ人の方々のその後から

ご夫妻以外にも多くの救いの手があったことを改めて実感。

そこには日本人だけでなく、脱出路となるロシア人たちも含め

戦争中でも人間らしさを失わない人々がいて、その行為に対する

感謝の気持ちを忘れず、子孫に伝えてきたユダヤ人と言う人々の

あり方も知ることが出来ます。

 

またビザ問題とは別に、夫人が退避直前に経験した出来事で

外出中に車が故障し、偶然通りがかったドイツ軍人の車に同乗し

敗戦に撤退を始めたドイツ軍に巻き込まれ、ドイツ兵と共に逃げ込んだ、ブカレストとドイツ国境近くの森での出来事、八日間もドイツ兵と共に行動し

最後の脱出劇では車に同乗させてくれた若い兵士に守られ

生き延びたものの、兵士は亡くなると言う様子が書かれ、

最後一人で自宅へ帰るまでの出来事からも

言葉が堪能なご夫妻が、時々に交渉を続け自ら生き延びてきたのだと

劇的な運命をたどった人々の生きざまに感動しました。

 

既にシニア世代の私達でさえ、戦争体験がない恵まれた時代

戦争体験をした親の世代も、多くを語らず人生を終え始め

本でしか知る事は出来ませんし、それは立場が違えば結果も違い

どれが真実と言う正解もない出来事だと思えますが、全く無知

と言うよりは、たくさんの本に触れることで、今も起きている

テロを含めた時代の争いごとを思考する基になるような気がします。

 

 

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